ラノベ書きしもの日記

ワナビの日記

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

まだ威厳があったころのラドン 映画感想『空の大怪獣 ラドン』

ゴジラマイナスワンを観て、古い怪獣映画を観るのも面白いのではないかと思って少しずつ観ている。初代ゴジラ、ゴジラの逆襲と来て、今回はラドン。アメリカ版ゴジラのせいでごますりクソバードの蔑称がついた偉大な大怪獣の初回登場を確認。 初代ゴジラでは…

ぐっと面白くなった第2章 映画感想『アイドルマスターシャイニーカラーズ 劇場先行上映第2章』※ネタバレ

シャニアニの劇場先行公開第2章を観ました。以下、結末までネタバレあり。

首の時代の終わり 映画感想『首(北野武)』※ネタバレ

北野武映画最新作『首』を観ました。感想を書きます。 荒木村重が謀反の後、敗走。忠臣の謀反で織田家が揺れる中、織田信長は「息子ではなく、最も功績をあげた家臣に跡を継がせる」と宣言する。いつかの天下を夢見て信長に耐え忍んできた光秀、秀吉は跡取り…

読書感想『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行 Ⅰウィーン編(著:シオドア・ゴス)』※ネタバレあり

シオドア・ゴスの人気シリーズ第二弾『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行』を読んだので感想。結末までネタバレがあります。

永遠より求めたいもの、【ふゆ】のその先 シャニマスコミュ感想『P-SSR 【三文ノワール】黛冬優子』※ネタバレあり

アイドルマスターシャイニーカラーズのP-SSR【三文ノワール】黛冬優子を読んだので感想を書きます。結末までネタバレあり。

ここではない少女こそがフィクションで、目を焼いて放さないフィクションこそ未来 映画感想『サマー/タイム/トラベラー(新城カズマ)』※ネタバレ

新城カズマ著、早川文庫2005年刊行のSF小説『サマー/タイム/トラベラー』を読みました。 地方都市・辺里市に暮らす卓人、響子、コージン、涼、そして悠有の高校生五人組は<プロジェクト>と称して集まり、響子をリーダーにして非生産的な研究を繰り返してい…

ゴジラの野性味が強く、人間の活力が強い 映画感想『ゴジラの逆襲』※ネタバレ

ゴジラマイナスワンを観て、そういえば私は数作しかゴジラを観たことがないなと思い過去作を掘り始めた。

贖うことのできない罪と、その先の希望について 映画感想『北極百貨店のコンシェルジュさん』※ネタバレ

Production I.G.の劇場映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』を観たので感想を書きます。結末まで含めてネタバレあり。

テレビドラマ映画とは思えない映像美 映画感想『真夏の方程式』

東野圭吾原作の人気ドラマ・ガリレオシリーズの劇場版第2作『真夏の方程式』を観たので感想を書きます。トリック、結末のネタバレがありますのでご注意を。

凡庸な悪を跋扈させるのは社会 映画感想『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

『花殺し月の殺人』の映画化。スコセッシ監督最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を観ました。以下、ネタバレあり。 1920年代、白人に追いやられてたどり着いたオクラホマの居留地から石油が出て世界一裕福になったオセージ族。オクラホマにはオセ…

連綿と続く搾取のシステム、その名は宗教 読書感想『信仰が人を殺すとき(著:ジョン・クラカワー 訳:佐宗鈴夫)』

1980年代のアメリカで起きたモルモン教徒による殺人事件への取材を通して、モルモン教の歴史やモルモン教徒が起こした事件、そしてその背景にどれほど深刻にその教えが影響しているかを書き綴ったノンフィクション。