ラノベ書きしもの日記

ワナビの日記

最近観た映画、読んだ本

最近観た映画と読んだ本

 

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2

 世代ではないのでこの映画の影響を受けた作品を知らず知らず観ているわけで、新鮮さとかワクワクはない。のだけれど、すごくよくでたエンタメなので世代でない人間が今の時代に観てもばっちり面白い。完全にパート1から地続きで始まって、1の内容をフリに物語が続く構造も面白い。直撃世代にとって永遠の名作になるのもわかるなー。

 

鉄鍋のジャン

 安かったので購入。久々に読んだがやはり面白い。いま読むと小此木の重要性と霧子の作劇の特異性がよくわかる。主人公が悪党で敵も悪党の料理マンガをここまで長く描くのもどえらいことよ。続編も面白いのだけど、どうしてもこの無印の焼き直しというか、再生産という感じが否めない。若い頃より今の方がキャラデザが刺さる。

 

将太の寿司

 ジャンを読んだらまたこちらもまた読みたくなった。ジャンといいこれといい、この時代はテレビが大きなメディアだったなとしみじみ。寿司修行のノリを肯定する古臭さにはやっぱうげーとなるのだが、将太の王道主人公っぷりはいいし、だんだん変なキャラが増えてくると料理バトルが楽しくなる。

 

コーヒー&シガレッツ

 ジム・ジャームッシュの映画。全編白黒。役者と役名が同じ。ミュージシャンが多数出演。ミュージシャンの知識がないとわからない面白さがいくつかありそうだった。

 コーヒーとタバコを挟んだ人々の掌編会話劇がいくつも繋がる構成とオフビートな展開が合っていて、おしゃれ臭が強い映画。『いとこ同士』と『シャンパン』が大変好み。

 

負けヒロインが多すぎる!

 一巻を読んだ。流行の青春ラノベの系譜。俺を好きなのはお前だけかよ、とかに近いだろうか。まず他人を負けヒロインと呼んでフィクションと同化してる姿勢があんたどうなのよと思うのだけれど、そういう姿勢も含めて他人との関わりが苦手な部分が嫌みにならないがネタにもしすぎない塩梅で書かれていて、それがヒロインたちとの繋がりやラストの展開にスムーズに繋がっておりうまいなーと。負けヒロインたちのキャラも立っていてイラストもいい。いいラノベ