ラノベ書きしもの日記

ワナビの日記

無難すぎる 映画感想『スカイスクレイパー』※ネタバレ

 ドウェイン・ジョンソン主演の映画『スカイスクレイパー』を観たので感想を書きます。

 超巨大高層ビル・パールのセキュリティ監査を依頼された元FBIのウィル(ザ・ロック)。パールがテロリストに占拠され、火を放たれる。上層階に取り残された家族を救うため、ウィルは一人炎上する超高層ビルへと挑む。

 ロック様が久々にWWEに戻ってきて、観たことないロック様映画を観ようと適当に選んだ。

 以下、ネタバレあり。

 

 テロリストに占拠されたビル、犯罪者と疑われる主人公、と思い切りダイ・ハード。大炎上する巨大ビルの沈下、はもろタワーリング・インフェルノ。大規模火災を起こして犯罪の証拠を消そうとする、というのもありがち。

 意外性と言えばロック様が強すぎるので義足にしたことくらい(しかしその程度で弱くなるロック様ではない)で、ものすごく意外性がない物語。たぶん最初にこうなるだろうなというところをそのまま進む、でもそれだけ強固な構造なのでつまらなくはないし、お金がかかってセットもCGもちゃんとしているので楽しいっちゃ楽しい。

 普通こういう作品って、作品のシチュエーションや構造には新規性がなくても例えばアクションとかで何かの新規性を出そうとチャレンジするものだけれど、これは本当に一つも真新しいところがない。唯一の新規性がある義足も、あんまり活かされるところがなくて残念。

 そもそも証拠を複製していないことが大前提の作戦ってどうなのかとか、アクションが面白ければ「細けぇこたいいんだよ!」で流せるところも気になってしまう。

 中国語が話せるとわかった後にまだ母親の目の前で中国語で疑うような発言を平気でする警官とか、なんというか適当すぎないかというところもあり、無難すぎて展開が怠く感じるところもあり、全然面白くないのだけれど、まあロック様を眺めながらダラダラ配信映画をみるというだけでOKな日もある。