ラノベ書きしもの日記

ワナビの日記

第17回小学館ライトノベル大賞二次選考落選の評価シートが来た。あと別の賞も落ちた。

 私はライトノベルの新人賞に応募しており、そして落選している。落選すると編集部からの講評が載った評価シートが来る。落選のダメージから何か月か経つとより詳細な「あんたの作品はこういった理由で商品になりえない」という連絡が来るわけです。

 ガガガ文庫の新人賞である第17回小学館ライトノベル大賞は応募総数1469本、一次選考通過は141作品でした。私の作品は二次選考落選なので、全体の1割には入ったわけですが、何年も公募に出してきた感覚で言うとどう考えても運ってのはあるので、受賞以外は全部同じようなもんです。百点満点で零点か一点かって差ならあるかも。

 ガガガの評価シートは一次選考通過者しか貰えない上に通過の割合が低いのでけっこうレアものです。私は以前最終選考にも落ちたので、ガガガの評価シートをコンプリートしています。コンプリートがこんなにうれしくないものも中々ありません。

 で、それだけ数を絞っているだけあって、他の新人賞の一次落ち評価シートと比較して圧倒的に記載内容が詳細で分量が多い。かなり丁寧にダメなところを書いてくれるので助かります。嘘です。助かってないから最終選考落選から三年経ってまだ二次選考で落ちているわけです。

 今回の評価シート、内容については書けないわけですが、ダメなところについての記載内容が作品の根っこ、企画段階にあるということで、となるとお手上げであります。やりようがない。褒められているところに文章力とキャラが書いてあるのですが、ABCで評価される個別評価におけるこの「文章力」「キャラクター」の評価は激低です。というか、良かった点に文章がいい、悪かった点が企画のオリジナリティがないと記載されているのに個別評価の「文章力」と「オリジナリティ」が同点ってのはどう解釈すればいいんでしょうか。文章力が31/100点でオリジナリティが30/100点だったって感じなんでしょうかね。良かった点もほんとのところあんまり良いわけじゃないよってことなのは間違いないだろうと思います。となりとこの作品マジでいいとこねえな。面白いと思ったのだけれど。

 企画がダメってことなんで使いまわすこともないでしょう。

 

 あと、評価シートが届いた同日にストレートエッジプロットコンテストというところの結果も出たんですが、こっちも落選でした。プロット講座というプロの脚本家が教えるワークショップを受けていたので非常にショックです。私は根腐れの木、肥料など無意味。

 そんでこれが因果だなと思ったのが、このストレートエッジプロットコンテストの受賞者が、私がガガガの最終選考に落選したときの受賞者だったことです。新人賞に落選続けると、選考結果で見覚えのある名前の人が受賞してるってのはよくあることなんだけれど、二度それがあるのは珍しい。なによりガガガの落選記録が届いた日に、以前ガガガで落選した日のことを思い出すような相手の名前を見るのは、なかなか因果なもんだなと思います。

 こっちは評価シートとかないし選考過程も不明なので、零点だったのか一点だったのかわからないところが悩ましいところです。